中古マンションの時価が分かるという情報サイトがあり、うまくすればそれより一割以上も高く売れますよ、と謳って集客しているところがあります。
一割以上といえば、3000万なら300万以上、6000万なら600万以上高い結果を出すということ。
冷静に考えて本当にそんなことが可能なんでしょうか?
試しに我々が実際にここ2ヶ月の間で結果を出した物件を見てみると…
どれも一割超え!!すごーい
ちょ、ちょっと待ってください。
それでも我々から言わせると、これらを一割以上も高く売りました!どうですか?ガハハ!とは、とても言えません。
だってここで言ってる「時価」ってのが、安すぎるんですもん。
我々が比較しているのは「オリジナルの時価」でなく、実際の成約データや他社査定などの生の現場情報との比較です。
その「時価」情報では売主さんにはハッキリ言って迷惑以外の何ものでもない。
実際それを見た買主から「妥当な価格」として大幅値引き交渉が入りました。
データ一覧(なぜか同じ部屋が違う価格でいくつも並んでる)を見て、なんでこのマンションはこんなにいっぱい売り出されてるんですか?などとも聞かれました。
もちろんそんな話にまともな返事をすることもなく問答無用で丁重にお断りしました。笑
実際にはそんな数は売られていませんし、そこで言ってる「時価」で売りだせば3ヶ月どころか、どこの業者がやっても一週間で売れますよ。
これを「情報の非対称性の解消のため」というのはちょっとどうなんでしょうか…
人様がやってることをとやかく言いたくはないですが、今回は直接影響があったので。
どっちかっていうと「事実誤認性」のある偏った情報になってしまっているのでは…
低く見せておいて、並程度の成果を誇大に見せるという形になっていたとしたら、それは…
インターネットで情報が氾濫してからというもの、すでに非対称性はある程度解消されてる気がしています。
不動産サイトを良く見て研究されていて、相場にかなり精通されているプロ顔負けのお客さんが本当に多くなりました。
もっとも、マンションは元々誰にでも査定しやすいものなので、相場がわからず困っているお客さんはあまり多くないかもしれません。
どっちかっていうと、残債などとの関係から夢を見過ぎず、現実的な線を見定めることを重視している気がします。
その上で納得の行きやすいプロセスと実現可能な最高値を模索するということでしょう。