2008/12/15
売却をお手伝いする者として、売主の第一の要望としては好条件の買主を見つけるということは言うまでもありません。
そして買主さえ見つかってしまえば、あとは何とかなると多くの人は思っています。
でも何とかならないケースも残念ながら出てきます。
自分だけはうまく行くと皆思ってますから、先々の話などしても実感がわかないと思いますが、売り方の話はまずは置いておきます。
何の話かというと、人の気持ちの話です。
今のような不況の世の中になると、調子の良かったときには見えなかったものが顕在化してきます。
こうやって治安も悪くなっていくんだな、と想像してしまいそうなことがちらほら見えてきます。
やっぱり人の心がすさんでくるんでしょうか。。余裕がないですね。
ピンチのときこそ真価が問われます。人となりが見えてきます。
売主も買主も慣れない大きな取引を前にして、自分でも思いもしなかった言動に走ります。
人間、「その時」になってみないと分からないってことはありますよね。
その辺りも踏まえたうえで、仲介人は立ち回る必要があるんだなと思います。
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2008/12/05
不動産取引においてうまくいくかトラブルになるかは紙一重だな、と改めて思いました。
契約条件を決めるまでの段階で、当事者どうしの立ち位置を認識したり、自分の都合や思い込みで、今後の流れを勝手にイメージします。
ところがそのイメージ通りには進まず、話し合いの中で適切な表現ができなかったり、聞く側も曲解してしまったり。
結果、口から出てきた言葉が思わぬ方向に進んでいき、言った言わないの水掛け論になったり、感情論に発展したりします。
無意識の内に、自分たちの立場や都合や些細な欲によって、周囲に思わぬ波紋を広げていくわけです。
歯車が一旦かみ合わなくなると、すべてがうまくいかなくなるわけです。
仲介に入るものとして、相手の表面的な言葉や伝聞の言葉などは鵜呑みにせず、その奥にあるものを見抜く神経をつかわないといけません。
「この人は何故こんなことを言い出すのか?」
ついつい売り言葉に買い言葉ですが、同じ土俵に乗ってしまう前に冷静な対処が求められます。
でもその仲介が我を見失うと誰が話をまとめればいいのでしょうか。
取引が進むにつれ、それにからんでくる関係者が増えてきます。
ますます収拾がつかなくなります。
その辺りが見えてきたら勇気を持って引き返すことも大事ですね。
会話がかみ合わない相手は、いつまで経ってもかみ合うことはないでしょう。
契約前なら契約をやめることも大事なことです。
成功だけでは得られない教訓というものは、苦悩の中にあるものですね。
リスクに対するアンテナが敏感になっていきます。
事前にリスクを回避する術を手に入れたり、発生後の対処法が身についたりします。
この積み重ねが良いサービスへとつながっていくのが分かります。
人の感情というものはなんとも面白いものです。
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2008/12/01
「モリモトも逝ってしまったか・・・」
まさかの破綻ですが、「財務諸表まで確認してマンションを買ったのにこんなことに」と何を信じていいのか分からなくなったという話を目の当たりにしました。
一説によると、旧財閥系や鉄道系のデベ以外は10~20年のサイクルで入れ替わっていくことは歴史が物語っているようです。
構造的にそういう仕組みのビジネスモデルとのこと。
納得です。
急激な消費者心理の冷え込みにはそう簡単には立ち向かえません。
そんな中、強力な武器になるのが、「安さ」になるのは言うまでもありません。
ただ、不動産における「安さ」は、桁が違いますよね(苦笑)。
個人の売主には吸収し切れません。
2ヶ月くらい前までは成約価格は下がっていても成約数は増えていたという数字も出てました。
ところがこのところ、その成約数も減ってきています。
売主には全く不利な状況です。
いろんな不動産会社の担当者の報告書には、この一年「サブプライムの影響で」という言葉が耳にタコができるほど使われました(笑)。
流行語大賞ものです。
そんな中でも人知れず驚くような売却結果を出している売主がいるのも事実です。
かつて元気のあった不動産再生転売業者のように、リフォーム等によって生まれ変わらせることができるなら別ですが、仲介で売却する時は手を加えられません。
売りやすいように先にお金をかけられる個人の売主はほとんどいないからです。
となるとほぼ現状のままで買主にアピールしていかなければなりません。
あなたが買主の立場なら、客観的に見て今自宅を希望額で買おうと思えますか?
買主が周りの競合物件より自宅を選ぶ理由が思い当たりますか?
「お客さんがいる」という根も葉もない言葉に乗せられて盲目的に依頼して放置してませんか?
今一度考え直す必要がないでしょうか。
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